先日来場者数が1万人を突破した大人気のMRJミュージアム(愛知県豊山町)に行ってきました。
MRJミュージアムは、三菱重工業と三菱航空機が開発する、約50年振りの国産旅客機であるMRJ (Mitsubishi Regional Jet)の最新技術に関する展示と、MRJの製造・組み立てを行っている最終組立工場の見学ができる、2017年11月30日にオープンしたばかりの施設です。
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早速MRJミュージアム見学ツアーの流れに沿って紹介していきますね!
あいち航空ミュージアムでチェックイン(受付)しよう!
MRJミュージアムは三菱重工の工場にあるのですが、MRJミュージアム見学ツアーの受付は『あいち航空ミュージアム』になります。
この建物があいち航空ミュージアムで、2階にMRJミュージアムの受付があります。
アクセスはエアポートウォーク名古屋の駐車場でバッチリ
車で行かれる場合は、あいち航空ミュージアムに隣接している大型ショッピングモール『エアポートウォーク名古屋』の駐車場の利用が便利です。
料金は無料です。
案内に従ってMRJミュージアムのチェックインカウンターへ
あいち航空ミュージアム内に入ると、この様な案内がいたる所にあります。
また、スタッフの方も誘導してくれますので、きっと迷わずにMRJミュージアムのチェックインカウンターに行けると思います。
ここがチェックインカウンターです。
チェックインはツアー開始の15分前までに済ませよう
受付はツアー開始の30分前から始まりますが、ツアー開始の15分前に受付終了となるので、時間に遅れないように余裕を持っていきましょう。
全員分の身分証明書を忘れずに
見学者全員の身分証明書が必要になります。
我が家は、子どもの身分証明書としては健康保険証を持っていきました。
予約時に受領したQRコードを見せてチェックイン!
チェックインすると、IDカードと、大人はパンフレット、子どもには、MRJの説明が書かれた冊子がもらえます。
大人用のパンフレットの中身がこちら。
MRJミュージアムの展示内容が説明されています。
子ども用の冊子の中身を一部紹介。
この様に、MRJや航空についての説明があります。
シャトルバスの時間まで待ちます
シャトルバスの時間までは、チェックインカウンター横の待合室で、MRJの映像を見ながら待ちます。
そして、時間になると、シャトルバス乗り場まで案内されます。
MRJミュージアムへ行くシャトルバスなので、MRJラッピングとかされた格好いいバスが来るかなぁ、とちょっと期待していたのですが・・。
普通のマイクロバスでしたー。
(現在はMRJカラーのカッコいいバスになってます!)
MRJミュージアム見学ツアー
バスに乗って5分ほどで、MRJミュージアムに到着しました。
まずは、ロッカーに荷物とカメラやスマホを預けて、トイレを済ませておきます。
ここから90分間、トイレ休憩はありません。
撮影も禁止なので写真はありません。
文字だけですが、見学内容を説明します。
ツアー開始
まずはエレベータで5階へ移動します。
そこで、MRJの概要について説明があったあと、県営名古屋空港の滑走路を模した通路を進みます。
ランウェイ34からの離陸です!
シアター
そして、まずは大型スクリーンにて、MRJの開発舞台裏や初飛行時の映像を見ます。
横にYS-11(約50年前に開発された国産旅客機)の模型や実際の座席の展示もあります。
MRJ原寸大モックアップ
次に、MRJの原寸大のモックアップを見学します。
まずは、外観の特徴である、日本刀を模したシャープな形状や、機首周辺に搭載されているセンサー類の説明があります。
そして、機体内部に入って、コックピットの見学です。
残念ながらコックピットの座席には座れませんが、15インチ液晶画面を4つ配置した近代的なコックピットは必見です。
客室の座席は実際に座ってみることができます。
リクライニングも体験できるし、スリムシートを使用しているため、他の機種と比べると広く感じられます。
フライトマッピング
プロジェクションマッピングを使用してMRJの特長などの説明がされます。
主翼展示
次に、主翼の見学です。
最新の削りだし技術により、組立性向上や重量低減を実現していることなど、MRJ主翼に適用されている最新の加工技術や、大型エンジンを取り付ける際の工夫についての説明があります。
主翼の端がせりあがっている『ウイングレット』の役割についても説明があります。
エンジン展示
MRJが採用している最新のエンジンについて、映像にて説明があるほか、実寸大のエンジン模型の展示があります。
試験映像・風洞試験模型展示
これまでに実施されたMRJに関する試験の映像を見ることができます。
着水試験やシミュレーターを使用した試験など、興味深い内容です。
また、風洞試験に使用されたMRJの模型の展示もあります。
生産現場体験360度ビュー
iPadを使用して、MRJの生産現場を360度映像で体験することができます。
ランディングギアの作動試験や、機体内の配線組付けの様子を見ることができます。
実際の現場に居るみたいな映像が見えるのでとても楽しいです。
垂直尾翼展示
垂直尾翼には複合材が使用されています。
従来のアルミ合金と、複合材のサンプルがあるので、重さを実際に持って比べることができます。
部品の展示
MRJに搭載されている各種部品の展示があります。
MRJの部品は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、など、実に色んな国で作られていることが分かります。
物流ネットワーク
グローバルにサプライチェーンが展開されており、物流が重要な要素になっています。
そのため、物流を統合的に管理するGLC (Global Logistics Center)を作り、『必要なものを、必要なだけ、必要なとき』に供給できる物流ネットワークを作り上げています。
MHIグループと民間航空機事業の歩み
MHIグループの歴史や事業内容の紹介の他、これまでの民間航空機開発の歴史について、パネル展示されています。
これでミュージアムの展示の見学は終わりです。
エレベータで2階に下ります。
MRJ最終組立工場の見学
組立工程
まずは、組立工程の見学をします。
工場には4機分ほどの機体がありましたが、日曜のためか作業はしていませんでした。
少し短めのMRJ70の胴体もありました。
機能試験工程
機能試験工程側には、6号機(JA26MJ)がいました。
写真が撮れないのが残念ですが、全体が白く塗装され、垂直尾翼に『MRJ90』とグレーの文字が書かれていました。
工場見学はこれで終了。
今度は階段で1階へ移動すると、そこはMRJミュージアムのエントランスエリアでした。
エントランスエリア
あとはエントランスエリアで写真を撮ったり、スタンプを押したり、ショップでグッズを見てお土産を買ったりしましたが、実は残り時間があと10分しかなくて、とても大急ぎで、写真撮って、スタンプ押して、お土産を選ぶことになりました。
写真撮影スポット
写真撮影のスポットは2つありました。
一つ目はこちら。
MRJを真正面から見たところです。
二つ目がこちら。
まるでMRJの工場に居るみたいですよね。
どちらもおすすめのフォトスポットです。
記念スタンプ
記念スタンプが3種類用意されていました。
子どもがもらう冊子(パスポート)には、内部にスタンプ用のページがあるので、そちらに押すと良いでしょう。
台紙も用意されているので、こちらも利用できます。
我が家は、今回来れなかった妻と三男のためにスタンプを台紙に押して持ち帰りました。
ミュージアムショップ
ショップには様々なMRJグッズが売られていましたが、全然時間が足りません。
でも何とかお土産を購入し、帰りのバスの時間が来たので、あいち航空ミュージアムへ戻りました。
関連 これからMRJミュージアムの見学に行かれる方は『MRJミュージアム限定グッズとおすすめのお土産を紹介』で事前にグッズのチェックをしておきましょう!
あっという間の90分が終わりました。
まとめ
出来立てほやほやのMRJミュージアム、とても綺麗で洗練された展示と、最新の航空機の工場見学ができて、子どもたちもとても喜んでいました。
「90分がとても短く感じた」
と言っていたので、きっと興味深く見れたのかなと、連れて行って良かったなと思いました。
最後に、MRJミュージアムの予約や入場料について書いておきます。
ご参考にして下さい。
MRJミュージアムは完全予約制
MRJミュージアムの見学ツアーに参加するには、WEBサイトでの予約が必要です。
MRJミュージアムのご予約はこちらから。
MRJミュージアムの入場料
MRJミュージアム単独のチケット代金は以下の通りです。
- 大人: 1,000円
- 高・大学生: 800円
- 小・中学生: 500円
※未就学児は、保護者同伴でも入場不可です。
『あいち航空ミュージアム』の入場券とセットの場合は、
- 大人: 1,500円
- 高・大学生: 1,200円
- 小・中学生: 750円
となり、一番お得ですよ!
我が家もこのセットにしました!
アクセスはエアポートウォーク名古屋の駐車場が便利
MRJミュージアム見学ツアーの受付が、あいち航空ミュージアムの二階になるため、あいち航空ミュージアム隣接の大型ショッピングモール『エアポートウォーク名古屋』の無料駐車場を利用するのが便利です。
最新の国産旅客機の最先端技術に触れられる良い機会だと思いますので、小学生以上のお子さまを連れて、ぜひ行ってみて下さい。